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二本松市の内部被ばく量調査を見学しました

先日、こどものたべもの基金による食品放射能測定器支援第二弾として、ベラルーシATOMTEX社製AT1302AをTEAM二本松市民放射能測定室に設置しに二本松市へ行ってきました。

たまたま友人の娘さんの内部被ばく量調査に同行することができましたので、簡単な報告をさせていただきます。

写真1段目左 二本松市若宮2丁目のシルバー人材センター・市地域包括支援センター併設建物の二階に、二本松市放射線被ばく測定センターがあります。独協医科大学国際疫学研究室福島分室も併設されているようです。

二本松市放射線被ばく測定センターに入ると二階へ進むよう指示する看板があり、階段を上ると途中踊り場で下足を脱ぎスリッパに履き替えます。

階段を上がって突き当たりの部屋で検査に来た旨を告げると会議室のような部屋に案内され、保護者が問診票に記入している間に、係員が検査を受ける子どもの身長・体重・体の厚みを測ります。順番が来ますと今度は、廊下の向かいにある和室で測定です。

入ってすぐ気づきました。ホールボディカウンタとして使用されているのは、ETV「ネットワークで作る放射線汚染地図」パート2だったかで登場した簡易型ホールボディカウンターと称される測定機器です。岡野眞治氏が開発されたもので、応用光研製の3インチのシンチレーターと航空宇宙線検出器(多重波高分析器(pulse height analyzer,PHA)と思います)で構成されています。確か、テレビ番組ではスペクトルを出力していたと思うんですが、市の職員さん曰く、普通のものと違い、ベクレルに換算することなく、カウント数を直接mSvに換算するんだとか。測定データを岡野氏のもとへ送り、ご高齢のため分析に3週間かかるそうです。預託実効線量の計算は、3.11後の水素爆発で拡散した放射能の影響に遡る計算と、セシウム汚染された食品を継続的に摂取した結果としての計算との両方をやるそうです。リスクの高いほうを採用する方針だそうです。

 

写真3段目左 かがみこむようにして腕ではさみこんで測っていました。気になるのは、遮蔽が全く無く、介助の方が接触した状態で測っていること。影響ないんでしょうか?3週間後の結果を見たいです。FASTSCANなど他のホールボディカウンタで測定したデータと比較したいです。

写真2段目中央 「OKEN」の文字を発見!!! TEAM二本松市民放射能測定室の測定器と同じ応用光研のシンチレーターを使ってます。しかもサイズも同じ3インチ!! あれーっと思いました。遮蔽無しでたった3分で測るだけでは、検出限界がかなり高いと思うのですが、どうなんでしょうね。
測定後、市の放射線専門家チームの木村真三さんとお会いしてお話することができました。先に弘前病院から送られた安斎メディカル製のホールボディカウンタは、遮蔽の無い椅子式で、遮蔽をしたり、シンチレーターを交換したり頑張ったそうですが、プログラムの問題などでうまくいかなかったそうです。TEAM二本松に高性能ホールボディカウンタを導入する計画があることを話したところ、測ることはできるけども分析が大変だとのこと。内部被ばくの専門家は日本には8人しかいなく、その内3人が二本松市のアドバイザーをしているが、専門家の手をもってしても大変だとご苦労されていることをお話しくださいました。

今後、専門家の方々のご協力をあおぎながら、TEAM二本松のホールボディカウンタ導入計画が実っていくお手伝いをしていきたいと思います。ともかく情報収集と学習です。

ETV「ネットワークで作る放射能汚染地図」はこちらに動画があります。

http://www.dailymotion.com/video/xkrmo8_20110828-yyyyyyyyyyyyyyyyyy-y_news