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「WHO飲料水質ガイドライン」を少し読んでみた

2011年03月23日12:36
水道水の汚染データと政府が示す基準について少し調べてみました。
確かに政府のいう「ただちに影響はない」値、
つまり即死したり、
すぐに症状がでたりしないであろう値ですが、
いかがなものでしょうか。一番最後に書きましたが、ホットスポットになっている地域が心配です。

WHO飲料水質ガイドライン
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf

224p~ 第9 章 放射線学的観点

229p  表 9-2 一般成人による放射性核種の摂取に関する線量換算係数

230p  表 9-3 飲料水中の放射性核種のガイダンスレベル

WHOによるとヨウ素131は10Bq/L セシウム137も10Bq/L が基準となっている。

このガイダンスレベルは「0.1mSv/年に相当する」量として定められているようだ。

現在の日本の暫定基準値
ヨウ素131  300ベクレル(Bq/L)  乳児は100ベクレル(Bq/L)
セシウム137 200ベクレル(Bq/L)

ということは、つまり1年間飲み続けると

ヨウ素131  3mSv/年  乳児は1mSv/年
セシウム137  2mSv/年

の実効線量を被曝する量です。

政府はこれを許容範囲として定めたのでしょう。
CTスキャン一回分より少ないから安全という無茶苦茶な理屈の延長線上の論理でしょう。

ちなみに、一般公衆の安全基準は、1mSv/Y(自然放射線と医療によるものは除く)と定められています。

これがどれだけ危険な値かは、意見が分かれるところですが、
10Bq/Lの水は飲用はひかえるべきだと思います。

また、放射能汚染はホットスポットという言葉がありますが、
地域によって風向きなどの関係で汚染にかたよりができ、
大きな差がうまれます。
ですので、市単位ではなく1km2や10km2のような小さな単位ごとに
調査が必要ではないかと素人ながらに思います。
場所によっては、とんでもない値がでるところもあるはずです。

晩発障害といって、何年もたたないと症状が現れないないだけに、
因果関係の証明も難しいですし、
できるかぎりの予防策を自衛策としてうたなければいけないでしょう。

素人ながら、坊さんながら
そう思ってなりません。

★Bq(ベクレル)・Gy(グレイ)・Sv(シーベルト)の区別について

ベクレルは放射性物質から飛び出す弾(放射線)の数、

グレイは当たった弾の数、

シーベルトは被害の程度を表す。

ベクレルが大きい放射性物質でも、その物質からの距離によって受ける放射線の量(グレイ)も被害(シーベルト)も違う。 グレイとシーベルトが分かれてるのは、アルファ線かガンマ線で被害の度合いが変わるため。

 

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3 Comments

Filed under 原発

 

3 Responses to 「WHO飲料水質ガイドラインを少し読んでみた

  1. shakukenjo

    NHK

    東京 浄水場からヨウ素検出
    3月23日 14時31分
    東京都は、葛飾区にある都の浄水場の水から1リットル当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表しました。東京都は、乳児が摂取してよい基準の上限となる1リットル当たり100ベクレルを超えているとして、この浄水場の水道水を利用する東京23区と武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市で、乳児に限って水道水の摂取を控えるよう呼びかけています。厚生労働省は、「乳児が飲んでも直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」としたうえで、念のため、乳児の飲み水や粉ミルクを溶かす水として利用しないよう呼びかけています。

    雨による一時的なものならよいのですが。。。。
    このニュースで気になるのは、母乳をひかえることを伝えていないことです。
    母親が飲めば、母乳を通して乳児に入ります。

    今は、落ち着いて情報を集めて冷静に考えて行動することですね。

  2. Pingback: ヨウ素の半減期について | 真宗大谷派 常福寺
  3. 転載させていただきました。分かり易い資料ありがとうございます。
    また時々は意見させていただきます。