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秋の祠堂経会が勤修されました

さる2013年9月13日から16日の4日間にわたって、常福寺秋の祠堂経会が勤修されました。ご参詣いただいた皆様誠にありがとうございました。今年も仏法聴聞の場が相続されたこと、何よりの喜びでございます。

今年は、3人のご縁のある方々にご法話をお願いしました。

初日は、副住職がこの10年間かじりついて仏法を学ばせていただいている野々市市常讃寺の藤場俊基さんにご法話いただきました。猛暑の中、じっくりと「なぜ南無阿弥陀仏なのか?」を講題にお話いただきました。今回の法話こそは、なんとか至急起こして冊子化を目指します。おあずかりしているご門徒さんたちが聴聞にあまり親しんでいないのは、私の今までの怠惰ゆえです。少しでも親しんでいただけるように、何度も何度も読みなおして聞思できるような冊子をつくりたいです。
始まったばかりの歩みですが、ご門徒さんたちや有縁の皆さんとじっくり聴聞する営みを地道に続けていきたいと強く思いました。どんな結果になるかわかりませんが、のこりの人生そんな歩みできたら最高です。
4月の長田さんの法話に引き続いて同世代の友人がお参りしてくれて、法蔵菩薩の物語が現実に働いてることを感じたとか感想を聞かせてくれました。彼の存在がとてもうれしいです。長浜教区からも友人が参詣してくださいました。ありがたいことです。

DSCN1891s2日目・3日目はかほく市光明寺の寺本菜都奈さんが「繋がれてきたお念仏」を講題にご法話くださいました。節談説教の名人で知られた祖父明観さん由来の節をまじえながら、力強い声でお念仏をおすすめくださいました。3日目には、うんこを垂れ流しながら在所を歩きまわる飼い犬と、うんこを垂れ流したまま家の前に座って「母ちゃん 母ちゃん」とお嫁さんを待ち続ける在所のおばあちゃんのすがたを通して、必ず老病死する人間といういのちのすがたをお話くださったのが印象にのこりました。一人ひとり、その人しか話せないもの、その人しか出せない味というものがありますね。聴聞しつつ、いろいろと法話の勉強になりました。

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4日目は大聖寺教区上宮寺の山本龍昇さんが「自己批判力と共感力」を講題にお話くださいました。長年学ばれている善導大師の『観経疏』 を引用しつつ、わかりやすくお話いただきました。やはりお話上手ですね。いろんなたとえ話しをまじえてのご法話は、参詣された皆さんに大人気でした。
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以上